皆さま、こんにちは。 中野区鷺宮のおきつ医院、院長の中上です。
認知症予防シリーズでは、これまで食事・運動・社会参加・早期発見の大切さをお伝えしてきました。
今回は、意外と見落とされがちなテーマ、「睡眠」についてお話しします。
「よく眠れていますか?」
この一言が、実は認知症予防にとって、とても大切な問いかけなのです。
睡眠中、脳は「大掃除」をしている
まず、睡眠が脳にとってなぜ重要なのかをお伝えします。
私たちが眠っている間、脳は単に「休んでいる」わけではありません。
実は、脳は睡眠中に「グリンパティックシステム」と呼ばれる特別な仕組みを使って、脳内にたまった老廃物を洗い流しています。
この老廃物の中に含まれるのが、「アミロイドベータ」というタンパク質です。
アミロイドベータは、アルツハイマー型認知症の原因物質として知られており、脳の神経細胞に害を与えるものです。
つまり、睡眠不足が続くと、この大掃除が不十分になり、脳にゴミがたまりやすくなるということです。
睡眠不足が認知症リスクを高める
研究によると、睡眠時間が6時間未満の状態が続くと、認知機能が低下しやすくなることが示されています。
また、睡眠の「質」も重要です。
特に「深い睡眠(ノンレム睡眠)」の時間が短いと、アミロイドベータの蓄積が進みやすいとされています。
運動が睡眠を改善し、脳を守る
ここで、前回までのシリーズとのつながりをお伝えしたいと思います。
実は、適度な運動は睡眠の質を高めることが分かっています。
運動をすると、脳内で「BDNF(脳由来神経栄養因子)」「ドーパミン」「セロトニン」などの物質の分泌が促されます。
これらは、神経細胞の生存・再生・修復に深く関わっており、うつの改善や認知機能の維持にも重要な役割を果たします。
さらに、セロトニンは夜になると「メラトニン」という睡眠ホルモンに変わります。
つまり、「日中に適度な運動をすること」が、夜の良質な睡眠につながり、それが脳の健康を守るという好循環が生まれるのです。
質の良い睡眠のために、今日からできること
では、具体的に何ができるでしょうか。
【睡眠環境を整える】
- 寝室を暗く、静かに、涼しく保つ
- 寝る1時間前はスマートフォン・テレビを控える
- 毎日同じ時間に起きる習慣をつける
【日中の過ごし方を工夫する】
- 午前中に日光を浴びる(体内時計のリセット)
- ウォーキングや軽い体操など、適度な運動を習慣にする
- 昼寝は15〜20分程度にとどめ、夕方以降は避ける
【寝る前のリラックスを大切に】
- 入浴は就寝の1〜2時間前がベスト
- カフェインは午後2時以降を控える
- 深呼吸や軽いストレッチでリラックスする
こんな睡眠の悩みはありませんか?
以下のようなことが続いている場合は、睡眠の問題が隠れているかもしれません。
【夜の睡眠に関すること】
- なかなか寝つけない夜が続いている
- 夜中に何度も目が覚める
- 朝早くに目が覚めて、そのまま眠れない
【日中に関すること】
- 昼間に強い眠気があり、日常生活に支障が出ている
- 「寝た気がしない」と感じることが多い
- 集中力や記憶力が落ちてきた気がする
【いびきや呼吸に関すること】
- 大きないびきをかくと言われる
- 睡眠中に呼吸が止まると指摘されたことがある
特に「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」は、認知症リスクを高めることが知られており、適切な治療で改善できます。
一つでも気になることがある方は、お気軽にご相談ください。
認知症予防は、毎日の「眠り」から始まる
認知症の予防は、特別なことをしなければならないわけではありません。
・バランスの良い食事をとること ・適度に体を動かすこと ・人と関わること ・そして、しっかり眠ること
この積み重ねが、脳を守り、将来の認知症リスクを下げることにつながります。
「最近、眠れていないな」と感じている方は、それが脳からのサインかもしれません。
鷺宮で認知症・睡眠のご相談ならおきつ医院へ|脳神経外科専門医が対応
当院では脳神経外科専門医が認知症の診療を行っています。
「物忘れが気になる」「眠れない日が続いている」「家族のことが心配」
そのようなお悩みをお持ちの方は、お気軽にご相談ください。
おきつ医院でできる検査・対応
✓ 問診による症状の詳細な確認
✓ 神経学的診察
✓ 血液検査(甲状腺機能、ビタミン欠乏などの確認)
✓ 頭部CT・MRIなどの画像検査の手配
✓ 治療可能な認知症・睡眠障害の診断
✓ 生活習慣病の管理
当院が選ばれる理由
脳神経外科専門医による専門的な診療
「話しやすい」「相談しやすい」アットホームな雰囲気
ご家族からのご相談も丁寧に対応
専門病院への紹介もスムーズ
中野区で認知症・訪問診療をお探しの方へ
おきつ医院では訪問診療も行っております。
通院が難しい方のために、医師がご自宅に伺って診療を行います。
中野区鷺宮エリアを中心に訪問診療を行っております。
「親を病院に連れていくのが大変」「一人で通院できなくなった」という方も、お気軽にご相談ください。
【院長のひとりごと】
五月に入り、鷺宮の街も緑が日に日に深くなってきました。
風薫る五月、と昔からよく言いますが、今年もこの季節らしい清々しい風が心地よく感じられます。
ゴールデンウィークが明けると、「なんとなく体がだるい」「気持ちが落ち込む」とおっしゃる方が増えます。いわゆる「五月病」です。
実は、五月病の背景には睡眠リズムの乱れが関わっていることが少なくありません。連休中に夜更かしや朝寝坊が続き、体内時計が狂ってしまうのです。
日中に日光を浴び、夜はきちんと眠る。
シンプルなことですが、これが脳と心の健康を守る、一番の近道だと改めて感じています。
五月は日が長く、朝の光が気持ちよい季節です。少し早起きして、朝の鷺宮を散歩してみるのもおすすめです。そのひとときが、夜の良い眠りにもつながっていきます。
どうか皆さま、この気持ちの良い季節を、脳と体のリセットに活かしてみてください。
鷺宮で物忘れ・睡眠・認知症のご相談ならおきつ医院へ
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このようなお悩みをお持ちの方は、まずはお気軽にご相談ください。
脳神経外科専門医が丁寧に診察いたします。
おきつ医院 〒165-0032 東京都中野区鷺宮3-20-4 📞 03-3339-2865 📠 03-3339-2833
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※このブログは一般的な情報提供を目的としており、個別の医療アドバイスではありません。健康上のご心配がある場合は、お気軽に当院までご相談ください。





