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運動で脳を守る

皆さま、こんにちは。おきつ医院の中上です。
今回は「運動と認知症予防」についてお話しします。

運動は、脳の「栄養剤」です

「運動が体に良い」のは皆さんご存知だと思います。しかし実は脳にも直接良い影響を与えることが、多くの研究で証明されています。

特に効果が大きいのが、記憶をつかさどる「海馬」と、判断力・感情をコントロールする「前頭前野」。この2つは加齢とともに衰えやすく、認知症やうつと深く関わっている場所です。つまり、運動を続けることで、この2つの領域の働きを保ち、改善することができます。認知症予防と繋がりがあります。

運動で脳の中に何が起きるの?

では、運動すると脳の中では具体的にどんな変化が起きるのでしょうか。

🧠 新しい神経細胞が生まれる

有酸素運動は、海馬に新しい神経細胞を生み出す力があります。「脳の細胞は増えない」と思われていた時代もありました。しかし今では運動によって実際に増えることがわかっています。

🧠 脳の栄養「BDNF」が増える

BDNFとは脳の栄養となる物質で、神経細胞を元気に保ち、脳の「しなやかさ」を守ります。そして、運動するとこのBDNFが増えます。

🧠 気分を整える物質が出る

ドーパミン・セロトニン・ノルアドレナリンといった物質は、気分や意欲、認知機能に欠かせません。うつや認知症の方はこれらが不足していることが多いです。そのため、運動によってこれらが補われることが、脳の改善につながります。

🧠 脳の炎症を抑える

慢性的なストレスが続くと脳に「炎症」が起きやすくなります。その結果、うつや認知症のリスクが高まります。運動はこの炎症を鎮める効果もあります。

どんな運動をすればいいの?

難しく考えなくて大丈夫です。大切なのは「無理なく、楽しく、続けること」

  • ウォーキング(1日30分・週3〜5回)が最もおすすめです
  • ただし、膝が心配な方は水中ウォーキングも◎
  • さらに、誰かと一緒に・話しながら歩くと、運動+社会参加の一石二鳥!

鷺ノ宮駅そばの妙正寺川沿いは、四季の景色を楽しみながら歩けるおすすめコースです。診察帰りにぜひ。

「動く気になれない」はうつのサインかも

「わかってはいるけど、体が動かない」という方。それ自体が、うつのサインである場合があります。さらに、うつは認知症リスクを高めるため、早めのご相談が大切です。一人で抱え込まず、気軽にお声がけください。

《院長のひとりごと》

「どんな運動がいいですか?」とよく聞かれます。私の答えはいつも同じです。「好きなことから、少しだけ始めてください」

なぜなら、今日10分歩いただけで、昨日より脳は確実に元気になっています。完璧にやろうとしなくて大丈夫。脳は何歳からでも変化できます。ですから、次の診察の帰り、いつもより少しだけ遠回りして歩いてみてください。それが第一歩です。

ご家族の「あれ?」を見逃さないで

「最近、外に出たがらない」「同じことを何度も聞く」など、気になることがあればお気軽にご相談ください。ご本人だけでなく、ご家族からのご相談も承っております。

おきつ医院|TEL 03-3339-2865
東京都中野区鷺宮3-20-4/西武新宿線「鷺ノ宮駅」北出口より徒歩1分以内



※このブログは一般的な情報提供を目的としており、個別の医療アドバイスではありません。お気軽に当院までご相談ください。

外来診療時間
内科脳神経外科
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