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60歳を過ぎたら知っておきたい「RSウイルス感染症」と予防接種のお話

こんにちは、おきつ医院です。

今日は、意外と知られていない「RSウイルス感染症」についてお話しします。

RSウイルス感染症とは?

RSウイルス感染症は、大人も子供もかかる呼吸器感染症です。

「RSウイルスって赤ちゃんがかかる病気でしょ?」と思われる方も多いかもしれません。確かに、乳幼児の呼吸器感染症の原因ウイルスとしてよく知られていますが、実は高齢者や基礎疾患のある成人の方も、症状が重くなり肺炎を引き起こすことがあると報告されています。

特に注意が必要な方

以下に当てはまる方は、RSウイルス感染症に特に気をつける必要があります。

【大人の場合】

  • 高齢者の方
  • 喘息、COPD、心疾患などの慢性的な基礎疾患がある方
  • 免疫機能が低下している方

また、RSウイルス感染症は、喘息やCOPD、心疾患などの基礎疾患の増悪の原因となることもあります。

症状と経過について

RSウイルスの潜伏期間は4〜5日程度で、発熱、鼻水、咳などの上気道炎の症状から始まります。

多くの方は数日間で回復しますが、一部の方では喘鳴(ゼイゼイ、ヒューヒューという呼吸音)や呼吸困難などの下気道炎の症状が現れ、回復までに数日〜1週間ほどかかることもあります。中には肺炎に発展するケースもあるため、注意が必要です。

咳がひどくなる、喘鳴が出る、呼吸困難となるなど下気道炎の症状に気づいたら、早めに医療機関を受診するようにしてください。

感染経路と予防対策

RSウイルスは飛沫感染接触感染で広がります。麻疹や水痘、結核のような空気感染はしません。

【日常的な予防対策】

  • 鼻汁や咳などの呼吸器症状がある時はマスクを着用
  • 手を石鹸と水で20秒以上かけて、こまめに洗う
  • 60歳以上の方は予防接種という選択肢があります

60歳以上の方には予防接種という選択肢があります

現在、成人ではRSウイルス感染症に対する特定の治療法はなく、基本的には症状を和らげるための対症療法が行われます。だからこそ、予防が重要なのです。

60歳を過ぎたらRSウイルス感染症の予防接種があります。
医師にご相談ください。

※予防接種はRSウイルス感染症を完全に防ぐものではありません。

よくあるご質問(Q&A)

Q. RSウイルス感染症にかからないためにはどうしたらいいですか?

RSウイルスの感染を防ぐためには、感染者の咳やくしゃみなどのしぶきに含まれるウイルスを吸い込むことによる「飛沫感染」、ウイルスがついた手指や物(ドアノブ、手すり、おもちゃなど)を触ったりすることによる「接触感染」への対策を行い、ウイルスに接触する機会をできるだけ減らすことが大切です。60歳以上の方は予防接種という選択肢もあります。

Q. 一度感染すれば、もうかからない?

いいえ。RSウイルスは麻疹(はしか)や水痘(水ぼうそう)などのウイルス感染と違い、一度感染しても十分な免疫が得られません。そのため、RSウイルスに一度感染した後も、生涯にわたって何度も感染と発症を繰り返す可能性があります。

Q. RSウイルス感染症に対する特効薬はありますか?

現在、乳児ではRSウイルス感染症の発症を抑えるお薬がありますが、成人ではRSウイルス感染症に対する特定の治療法はありません。そのため、基本的には症状を和らげるための対症療法が行われます。

Q. 感染したら、どのくらいの期間うつる可能性がある?

RSウイルスの感染力は、通常3〜8日間持続すると考えられていますが、高齢者の場合には、免疫機能の低下からRSウイルスがより長期間にわたって体内に留まりやすく、咳などで他の人にうつす可能性がありますので、症状のある間は感染を防ぐための対策が大切です。


予防接種をご希望の方へ

RSウイルス感染症の予防接種にご興味のある方は、お気軽に当院にご相談ください。ワクチンの詳細や接種スケジュールについてご説明いたします。

RSウイルス感染症について詳しくはRSウイルス.jpご覧ください。

外来診療時間
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